高松市で開局40年橋本漢方相談堂

胎児の子宮内発育遅延・死亡などについての中医学的検証

近年、胎児が子宮内で障害を受けて成長の遅延を招いたり、胎児の死亡・新生児の死亡など、悲しいことが引き起こしやすくなっています。
子宮内で発育が遅延した胎児は、常に妊娠月数よりあきらかに小さい。妊娠週数が37週以降で体重が2000以下、38週で2200g以下、39週で2400g以下40週で2600g以下
満期産未熟児という、  現代医学では以下の5つと定義されています
一、胎児自身の問題・・子宮内環境が完全正常でも、卵子の欠陥(遺伝子異状など)がある場合
二、子宮内の慢性感染・・胎盤からの風疹ウイルスなど
三、胎盤の病変
四、母体の中毒・・妊婦さんの生活習慣・タバコ・お酒・覚せい剤・妊娠中毒症・放射線・妊娠期の薬・母体の栄養失調・・などすべて胎児の発育不全・奇形をまねく事があります
五、母体の低体重・過小な胎盤・子宮奇形・双胎妊娠・ぼやいの血液循環不足など
中医学ではどのように考えるのでしょうか?
婦人脾胃の弱い人・婦人鬱怒することが多い人は貧血になったり・血調ができなかったりで内部環繞が悪くなると言われています。
 一,気血虚弱・・・任脈・衝脈が滋養されない
 二、平素から冷え性(陽虚)・・・母体が生気不足だと胎児は成長できない
 三,体内に内熱がある・・・鬱・怒りっぽいなど体内の邪熱が盛んだと胎児の成長に影響をします。

 

八珍湯・長胎白朮散・清熱和気安胎・などを処方します・